2018/06/25 17:27
以前の記事で考えてみた通り、パッドとアケコンのどちらの操作デバイスも一長一短なのでこれらの長所を1台にまとめたコントローラを検討しました。
・基本仕様
サイズ
幅:430mm
高さ:67mm
奥行:270mm
材質
天板と底板:アルミ製
筐体の枠部分:水性塗料による塗装を施した木製
左スティック及び底板のゴム脚基部:FDM出力のABS製
左側デバイスに2つのアナログスティックを配置したことで、歩き旋回が片手で出来るようになりました。
これにより、歩き旋回RWやトランジションからの旋回+○ずらし押しCWなど複雑な入力もボタンアサイン次第でやりやすくなります。
ボタンの配置は一般的な8ボタン配置のアケコンの変形型となっており、一般的に少し押しにくい両端下段のボタンを押しやすい位置へ移動しております。
ぺろさん的推奨ボタンアサインでは使用頻度の高いトランジションを左端下段、ジャンプを右端下段に配することで、手に負荷をかけることなくほぼ全てのボタンへアクセスできるようにしております。
このようにアケコン特有の運指で最短入力が可能となりました。
・使用感
- 最短入力VTの精度がパッド並
パッドでやっている方が9割9分だと思いますが、3Dアクションゲームについてはアケコンのレバーと比べ細かい入力は意外とアナログスティックの方が出来たりします。
- 歩きRWからのキャンセル行動が楽
パッドはデフォルトだとLRのトリガーがL2、R2に配置されているため押し込みの遊びが大きく歩き攻撃から立ち攻撃へのキャンセルが最速では出しにくいです。
その点、押し込みの遊びが小さいアケコン用ボタンは猶予があまりないキャンセル行動に適しています。
- 移動旋回が直感的に行える
このコントローラの最大の特色です。一部機体には生命線である、歩き旋回攻撃が直感的に出来るようになります。
パッドとは左右旋回のレバ入れ方向を逆にしているため、右後方移動左旋回はレバーを握り込む動作、左後方移動右旋回を外へ引っ張るような動作で行えます。
このコントローラでのロック外しトランジションにおけるスティック操作は、Lスティックを下に倒した後、旋回対応方向にレバーをねじる感覚で行えます。
慣れが必要なことには変わりありませんが、上記のような操作がその他のボタン操作に干渉しないという点では当コントローラの配置が有利に働いていると考えられます。
さらに、パッドでは困難な旋回移動捕捉とロックボタンでの再捕捉を円滑に切り替えられます。
- 近接キャンセルも容易
パッドのデフォルト配置ではやりにくい近接ダッシュ同時押しの近接初段キャンセルダッシュも、様々な指でボタンを押せるため出しやすくなっております。
またそこから他の行動に繋ぐのも容易です。